店長日記

ベジョータの意味とその条件

みなさま、こんにちは。
厳選輸入食品ストア Foodentic(フーデンティック)店長でございます。

イベリコ豚と並んで良く目にするのがベジョータという単語。
どういう意味かご存知ですか?

ベジョータ(bellota)とはスペイン語でドングリのことを言い、ドングリをたっぷり食べて育ったイベリコ豚がベジョータと名乗ります。
ドングリを多く摂取したイベリコ豚は良質な脂を蓄え、イベリコ豚の特徴であるサシ(霜降り)が入ります。
ベジョータと名乗れるイベリコ豚は全体の10%未満です。言わばベジョータとは良質なイベリコ豚の称号なのです。

スペイン国内でもイベリコ豚製品の需要が増え、大小様々なメーカーが製品づくりを行うようになりました。
日本でもまだ誤解されていますが、前述の通りある規定量のドングリを食べたイベリコ豚のみがベジョータというランクに分けられます。
需要が増えるにつれ、その境目がどんどん曖昧になり、消費者がその違いを区別できないという事態が起こったのです。
当然ドングリを食べたイベリコ豚とそうでないイベリコ豚は品質が異なるため、値段も変わってきます。消費者の知識不足につけこみ、低品質のイベリコ豚を高く売ろうとするメーカーも出てきました。


イベリコ豚の品質を定めた規定

そこでスペイン政府は2014年にイベリコ豚製品の品質に関する規定を発効させたのです。
その規定の目的は消費者に正しい情報を提供すること、呼称に対して誤解を招くことのないように明記すること、ベジョータという単語やロゴなどの記述の管理などが挙げられます。

ベジョータと呼ばれるには下記の条件を満たす必要があります。
・モンタネーラ(放牧)開始時のロットの平均体重は92kgから115kgであること
・60日以上のモンタネーラで体重が最低46kg増加していること。
・堵畜時の最低月齢は14ヶ月。
・枝肉個体の最低重量は115kg(ただし100%純血イベリコ豚の場合は108kg)


問題点

ただし上記の条件は精肉の場合、表示は義務付けられていません。
生ハムであればはっきりとベジョータ、セボなどとランクが明記されていますが、精肉は表示しなくても良いということになっています。
もちろん表示する場合はこの規定に則らなければなりません。


まとめ

イベリコ豚はとても奥が深く、様々な種類・ランクの製品が生まれています。
作り手ももちろんですが、私たち消費者が正しい知識を持って本当に良い物を見極めていく必要がありそうです。

過去の記事にイベリコ豚の生態などを詳しくまとめています。
是非参考になさってください。
【参照:なぜイベリコ豚がこれほどまでに注目されるのか 】


イベリコ豚の主食であるドングリ

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